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1.花粉症

2.ドライアイ

3.飛蚊症(ひぶんしょう)

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目の病気

1.花粉症

花粉症とは草木の花粉が原因でアレルギー性結膜炎やアレルギー性鼻炎を起こす病気の総称で、その代表例がスギ花粉症です。
 花粉が飛散するようになると、「目のかゆみ、ゴロゴロ感、充血、涙っぽい」といった症状が出現します。

<対 策>

 症状を抑える基本は、まず、花粉を避けることです。顔面についていえばメガネとマスクをすることが第一です。その他に、人工涙液による洗顔も効果的です。洗顔する場合は1回あたり数滴点眼して花粉を洗い流しましょう。洗顔回数が多くなる場合は防腐剤抜きの人工涙液の点眼薬が安全です。ただし、防腐剤抜きの点眼薬はキャップを開けて使い始めたら1週間以内に使い切るか、1週間以上経ったものは捨ててください。
 カップ式の目の洗浄器具は、目のまわりの皮膚の汚れや花粉をかえって目の表面に付着させることがあり、また洗浄液の中の防腐剤の濃度が高いのであまり積極的にはお薦めできません。

<治 療>

 薬物治療としては、抗アレルギー点眼薬で症状がおさまる場合はこれのみで、おさまらない場合はステロイドの点眼を併用するのがよいでしょう。抗アレルギー点眼薬は種類が多いですが、抗ヒスタミン作用のあるものは速効性が期待できます。ステロイドを点眼する場合は緑内障や感染症を起こすことがあるので注意が必要です。目医者の指示をよく守りましょう。
 最近は「初期療法」が注目を浴びており、花粉が飛散する2週間ぐらい前から、抗アレルギー点眼薬を開始すると、スギ花粉の飛散時期の症状が軽くすみ、また症状が出る期間を短くできることが知られています。

<コンタクトレンズをご使用の方に>

 コンタクトレンズをご使用の方に注意点を申し上げます。できれば、花粉症のある人は花粉が飛散している期間中はコンタクトレンズを中止してメガネを使用しましょう。やむを得ずコンタクトレンズを使用する場合は「ワンデータイプ」のコンタクトレンズがお薦めですが、出来るだけ早く外しましょう。抗アレルギー点眼薬は、コンタクトレンズを入れる前と外した後に点眼しましょう。ステロイドの点眼は避けましょう。コンタクトレンズを入れている相田も防腐剤抜きの人工涙液で洗顔しましょう。
 例えば2週間タイプのコンタクトレンズのように、コンタクトレンズを消毒して2日以上にわたってご使用になる場合には、注意点として、コンタクトレンズを外したら十分にMPS(多目的溶液:オプティーフリーやコンプリートなど)ですすぎましょう。すぐにこすり洗いをすると花粉をコンタクトレンズに擦り込むことになりますので避けましょう。やはり、ワンデータイプのコンタクトレンズがお薦めです。